夏の土用にうなぎを食べるようになったのは江戸時代、うなぎ屋さんが夏に売れなくなる、うなぎを売れるように平賀源内(ひらがげんない)という人から知恵を借り、うなぎ屋の看板に「本日土用の丑の日」と掲げたのが由来といわれています。
実際、うなぎの旬は冬。
夏のうなぎはこってりして味が落ちるといわれ、冬の天然うなぎは、あっさり淡白で脂っこさを感じないそうです。
ただ、近年は養殖うなぎのおかげで一年中美味しく食べる事ができますし、味にあまり変わりはないといわれています。
うなぎは消化吸収がよく、夏バテに効果のあるビタミンAが多く含まれているため栄養価が高く季節の変わり目で体調が崩れやすい時期にもってこいだとか。
しかしご家庭で、スーパーなどで売られている、うなぎを美味しく食べられますか?
私は毎回、とても美味しい!とは感じたことがありません・・・普通だなと言うのが正直な感想。
甘いタレとご飯の相性は良くても、うなぎの脂がこってりしていて甘いタレの濃厚さとあいまって、食べ続けることが出来ないこともありました。
今年は食べるなら美味しく食べたいなと思い、美味しく食べる方法を調べてみました。
そのまま電子レンジにいれるのは厳禁!
うなぎは水分が大事。
市販のうなぎは、加熱して蒸す過程で水分が減っているため、そのままだと水分がさらに抜けてしまい美味しくなくなるそうです。
買ってきたら水洗いしてお湯をかける!
美味しく見せるために必要以上にタレをかけているうなぎもあるそうで、まずは水洗いでタレとコゲを思い切って落とすのがコツ。
洗い終わったら、ひたひたになるくらい熱湯をかけたら、すぐに引き上げます。
引き上げたらキッチンペーパーなどで水気を取り、下ごしらえは終了です。
熱湯をかけると身が引き締まって、皮のまわりのコラーゲンがトロトロになり旨味をつかんで閉じ込めることで美味しくなるそうです。
柔らかい食感になる他に臭みを取る効果もあるそうですよ!
蒲焼の焼き方にもコツがあるので、お好みで選んでくださいね!
焼き方
うなぎにも関東か関西か焼き方があるそう、さばき方も違います。
- 関東の蒲焼は、背開きにして、白焼きしてから蒸して焼くのでふわっと身がやわらかいのが特徴
- 関西の蒲焼は、お腹から開き蒸さずに焼くため、脂が乗ってパリッとした香ばしさがあるのが特徴
お店で食べる時にも、この特徴で見極めることも出来そうですね。
関東風蒲焼
くっつかないように油を薄く塗ったアルミホイルにうなぎを置き、お酒を小さじ2杯ふりかけてしっかり包んだら魚焼きグリルに入れ3~4分ほど焼きます。
様子を見ながらひっくり返し、両面を温めたら出来上がり。
関西風蒲焼
フライパンにアルミホイル、できたらその上にクッキングシートを敷きうなぎの皮側を下にして、シートの上に置いたら、酒をまんべんなく身にふりかけます。
ふりかけたら蓋をして、弱火で3分ほど温めると出来上がり。
うーん、さっぱり食べるなら関東風、こってり香ばしく食べるなら関西風、どちらにしようか迷いますね!
いかがでしたか?ご家庭でうなぎを食べる際にお役に立てたら幸いです。
また、食べる時は山椒など薬味をかけて食べる方もいらっしゃると思うのですが、以前テレビの番組でひつまぶしのお店の方が山椒は、うなぎとご飯のあいだにかけて食べた方が舌に味が伝わって美味しいと聞いたことがあります。
他にも山椒は皮にかけて食べるのが正解!というのも見かけましたので、試してみてはいかがでしょうか。
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