インフルエンザとは?
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスを病原とする気道感染症で、流行する時期は例年 12月~3月頃。
インフルエンザウイルスにはA・B・Cの3型があり、流行的な広がりを見せるのはA型とB型です。
A型はヒト以外にもブタ、ウマなどの哺乳類やカモ、ニワトリなどの鳥類などに感染します。
風邪とインフルエンザの違いは?
<風邪>
普通の風邪の多くは、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳等の症状が中心です。
全身症状はあまり見られず、発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはあまりありません。
<インフルエンザ>
38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です 。
併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。
予防方法
1.ワクチン
一番の予防は予防接種です。
予防接種をすると、ワクチンによりインフルエンザウイルスに対抗するための抗体を作られ、6~7割の発症を予防すると言われています。
インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されており、日本でもワクチン接種をする方が増加する傾向にあります。
2.外出後の手洗い等
流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。
インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。
3.適度な湿度の保持
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。
特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。
4.十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。
5.人混みや繁華街への外出を控える
インフルエンザが流行してきたら、特に御高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。
やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度、飛沫感染等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用することは一つの防御策と考えられます。
6.適切な口腔ケア
適切な口腔ケアに努めることで、インフルエンザの発症率を10分の1に減らすことができたという研究結果の報告があり、非常に期待ができます。
日頃からの歯磨きや口腔ケアをしっかり行い、口内を清潔に保つことが大切です。
いかがでしたか?
すぐに取り入れられる方法もありますので、実践してみてください。
場合によっては罹患しているにも関わらず高熱が出ないなど、無自覚の内にインフルエンザにかかっている場合があるそうです。
もし、少しでも怪しいと思ったらできるだけ早く医療機関で診察を受けましょう。
出典1:厚生労働省ホームページ <インフルエンザ(総合ページ)> 出典2:Oral Health Onlin |
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