柿はカリウム、ビタミンA、ビタミンC、食物繊維などが豊富に含まれた栄養が豊富な食べ物です。
今回は実りの秋ということで、秋が旬な柿についてご紹介します。
柿の色の仕組み
柿といえば朱色が特徴ですが、秋になる前のはまだ青い状態で、それが徐々に良く知る色に染まっていきます。
これにはリコピンという赤色の色素と、クロロフィルという緑色の色素が関わっています。
秋になると柿の中でリコピンが作られると同時に、柿の実に含まれるクロロフィルが分解されることで朱色に染まっていく仕組みです。
「甘柿」と「渋柿」
よく購入できる柿は甘いですが、渋い柿から甘くなる仕組みはご存知ですか?
これは柿に柿渋の主成分「タンニン」が含まれるためです。
甘柿にも含まれてはいますが、成長につれ果肉の細胞が変化することで、タンニンが水に溶け出なくなり渋味を感じなくなるのです。
干し柿の表面についてる白い粉
この正体は、ブルームという果実に含まれる油脂成分です。
ワックスの役割を持ち、果実を雨や病気などから守ったり、果実からの水分の蒸発を防ぐ効果も。
これは柿に限らず他の果実や野菜などにも見られます。
ブルームがよくついていると新鮮な証拠になるということです。
美味しい柿の選び方
2つのポイントをご紹介します。
①へた
ヘタの色はできるだけ緑が残っているもの、果実にぴったりくっついているものを選びましょう。
②果実の表面
果皮にツヤがあり、色が均一で赤みがあるものを選びましょう。
ブルームが見られると良いですね。
いかがでしょうか。
今が旬の柿にはそのまま食べるのはもちろん、干し柿、スイーツや白和えなどの料理にも使える旬のものです。
秋の味として楽しんでみるのはいかがでしょうか。
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