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雑学・豆知識

新元号と、ゆかりの太宰府

2019.04.12

こんにちは、久松のヒサノです。
4月1日に新元号「令和」が発表され、1週間以上経ちました。
初めて聞いたときには慣れない言葉だと感じましたが、次第に馴染んできている気がします。
「令和」は万葉集より用いられ作られた言葉とのことですが、実は福岡にゆかりがあるのはご存知ですか?
今回は新元号の意味と、福岡にゆかりのある理由などお話します。

新年号の意味

「令和」は万葉集の「梅花の歌」三十二首の序文が出典とのこと。
福岡県の太宰府にて、役人であった大伴旅人の邸宅で催された「梅花の宴」の様子が描かれたものです。

帥の老の宅に萃まりて宴会を申く。時に初春の令月にして気淑く風和ぎ梅は鏡前の粉を披き蘭は珮後の香を薫ず。

この中の「令月(素晴らしい月)」と「風和らぎ(やわらぎ)」という2つの熟語から組み合わされました。

また、令和には「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」「梅の花のように日本人が明日への希望を咲かせる」とういう意味が込められているそうです。

ゆかりの地、太宰府

聖地ということで、福岡県の太宰府(大宰府)に足を運ぶ人が急増しているそう。
新しい元号が地元福岡にゆかりがあるということで、より身近に感じられる気がします。

太宰府にある「太宰府天満宮」といえば、天神さま(菅原道真公)をお祀りする神社です。現在では学問の神様として親しまれています。
太宰府天満宮は福岡の中でも梅の名所として知られており、道真公を慕う庭木の梅が左遷された道真公を追い一夜で太宰府に降り立ったという「飛梅伝説」もあるほど。
その「飛梅」をご神木として今も大切にしており、植えられています。

また、その飛梅を由来とした「梅ヶ枝餅」も名物として販売されています。
梅ヶ枝餅とは、小豆餡を薄い餅の生地でくるみ、梅の刻印が入った鉄板で焼いて作られた焼餅のことです。
今の季節、観光がてら食べてみるのもよさそう。
梅の咲き頃は過ぎてしまいましたが、機会があれば太宰府に令和を感じに訪れてみるのもいいですね。

新元号の名前について、皆さんはどう思われますか?
二文字の漢字に「明日への希望を咲かせる」など、未来の日本への思いが込められており、とても綺麗だなと感じました。
平成はもう少しで終わってしまいますが、令和に向けて気持ち新たに頑張りましょう!

 

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