九州、博多の美味しいおせち料理をお届けします。

美味しいものが多いことで知られる博多。海も山もあり、食材も豊富で、料理としては水炊き、もつ鍋、辛子明太子などが有名。また福岡だけでなく、九州一円、食材の宝庫です。博多久松はこの福岡の地に根差して、美味しいおせち料理を作り続けています。
当店が作っているおせちは、料理が隙間なく盛り込まれており、ボリュームたっぷりなのが特長です。それは九州におけるお祝いの過ごし方が要因となっています。九州では親族が集まる慶事・法事の席に「鉢盛」といわれる盛り合わせ(オードブル)をテーブル一杯に所狭しと用意し、にぎやかに過ごします。そういった地域文化を背景に、博多久松のおせちもボリュームたっぷりになっていったのです。
食では「安心・安全」「美味しさ」が絶対条件です。どの食材を選ぶとより美味しくなるのか。食べ方、調理の仕方、食べ合わせなどで味に影響あるのかなど、様々な独自のチェック項目を設けています。
調理工程を変えたり味付けを微妙に変えてみたり、美味しさを追求する上で工夫できることはたくさんあり、妥協は一切できません。
採れたて出来立てが美味しいのは当たり前です。熟練した料理人が少人数に料理を作るのも同様です。しかし博多久松のおせちは沢山のお客様に向けた料理であり、冷凍技術も絡んできますので、最初の組み立てからしっかり考えないと美味しい料理に仕上がりません。お客様が食べる際にいかに食材の品質、美味しさを引き出せるかが博多久松料理人の腕の見せ所です。

おせち作りに1年を費やしています。

プロの目利きで選び抜かれた食材とそれを活かす技
プロの目利きで選び抜かれた食材とそれを活かす技。「安心・安全」「美味しさ」にこだわったおせちをぜひご堪能ください。

おせち料理は年末に作るものと思われるかもしれませんが、当店はおせち作りに1年をかけています。正月が終るとおせち作りも終了ではなく、すぐに次のおせち作りに取り組みます。まずはお客様の声、レビューや年末年始に起こったことを社内で共有し、改善できるものがないかを検討していきます。そしてラインナップ、料理内容の見直し、新メニューといった商品開発を行い、それに伴って全国各地で食材探しと仕入れを行います。それによりおせちは内容の約1/3が毎年リニューアルされます。1年の半分はおせちを更に美味しくするための期間と言えます。
そこからお客様へ新しくなったおせちを紹介するためのツールを準備し、秋の気配が近づいてくる頃に予約販売を開始します。かなり早い時期なのですが、毎年博多久松のおせちを楽しみにしてくださっているリピーターの皆様に、少しでも早くおせちを紹介するようにしています。
そして年末に向けておせちの製造開始です。博多久松が独自に研究を重ねた冷凍技術で作った料理はすぐに検査にかけて冷凍保存します。おせちを1段ずつ作るのではなく、工場全体で1〜2種類の料理だけを集中して作っていきます。こうすることで冷凍に強い料理を先に作ることができ、作業効率も大幅にアップします。作業効率を上げるということは人件費を下げることに繋がります。前半にあった食材の仕入れも、1度に大量に仕入れることができるためコストを抑えることができます。この様にあらゆる面でコストを削減し、それを価格に還元することで、質を下げずにお求めやすいお値打ちを実現するために様々な工夫を凝らしているのです。

100種類以上の食材を毎年探し求めて

毎年大変な食材探し
毎年大変な食材探しも、全てはお客様に喜んでいただくために。多くの生産者さんや原料メーカーにお世話になっています。

品質の高い食材を探すのは毎年本当に苦労します。安心・安全で、美味しくて、しかも量の確保も必要で…。今まで沢山採れていた食材が急に採れなくなることもあります。例えば梅が採れるシーズンは6月ですが、その時期に梅を探しても質も味も満足する量がない可能性もあるので、採れる前から梅の実を抑える必要があるんです。そこは生産者さんや原料メーカーと何度も何度もやりとりし、探し回る必要があります。その数なんと100種類以上!

おせち会議、様々なスタッフで何度も何度も味見します。

あらゆる試作品をすぐにスタッフで味見
料理の製造工場が敷地内にあるので、あらゆる試作品をすぐにスタッフで味見することができます。

多くのお客様に喜んでいただくため、久松では社員総出で「おせち会議」を何度も行います。プロの意見だけで味を決めるのではなく、様々なスタッフが試食することで出てくる意見を取り入れることを目的としています。
おせち作りで料理人が重視するのは、伝統的なルール、見た目、味です。その結果、かっちりとした伝統的なおせちが完成します。それはそれでひとつの形なのですが、どうしてもお子様がいるご家庭やおせちを食べ慣れないご家庭では受け入れ難いのです。そこに、お客様からの反応を沢山聞いてきた社内スタッフの意見を摺合せて作り上げて行くと、とても良いおせち料理に仕上がります。
博多久松には自社工場がありますので、すぐにそれらの意見を取り入れた試作・試食を行うことが可能です。
美味しいと感じるのは人それぞれな部分もありますが、美味しいと感じる平均値を出すことができれば、多くのお客様に喜んでいただけます。
おせちには数十種類の料理が所狭しと盛り付けられています。その彩り鮮やかな完成形に至るまで、様々な人や会社が関わってきます。美味しさや品質を求めて全国の原料メーカーや産地の方々、料理専門会社の方々とも何度も何度も試作を進めます。
決して、簡単にはできないのが量も質も兼ね備えたおせち料理なんです。1年に1度のお届けのために沢山の人たちが真剣に取り組んでいることをぜひ知っていただきたいと思っています。