秋分の日とは?
秋分の日とは、国民の祝日の一つで「祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶ日」です。
1948年に公布・施行された「国民の祝日に関する法律」によって制定されました。
例年と同様、2019年も9月23日が秋分の日です!
秋分の日の正確な日程は、国立天文台が作成する「暦象年表」に基づいて閣議で決定されます。
秋分の日は、「秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)」という儀式に由来します。
秋季皇霊祭とは、毎年天皇が宮中で、歴代の天皇や皇族の神霊をまつる儀式です。
「自身の祖先を敬い偲ぶ」ということで庶民の間にも徐々に広がり、戦後「秋分の日」と改名されました。
お彼岸とは?
お彼岸は秋分の日を“中日”とし、その前後3日間を合わせた7日間を指します。
今年でいうとこのようなスケジュールです。
9月20日(金)…彼岸入り
9月23日(月)…中日(秋分の日)
9月26日(木)…彼岸明け
お彼岸は年に2回あり、春分の日のお彼岸を「春彼岸」、秋分の日のお彼岸を「秋彼岸」と言います。
仏教では、先祖がいる「彼岸」は西に位置し、私達が生きる「此岸」は東に位置すると考えられています。春分の日と秋分の日は太陽が真東から昇り真西に沈むため、春分の日と秋分の日をお彼岸としたそうです。
お彼岸のお供え物
お供え物といえば「おはぎ」が定番。
日本では昔から、小豆には邪気を払う力があると信じられていました。
そのためお彼岸にはおはぎをお供えするようになったとされています。
おはぎという名前は、秋に咲く萩の花にちなんでいます。
萩の花と小豆の形状が似ているため、「おはぎもち」と呼ばれるようになり、次第に「おはぎ」に変化したそうです。
一方、春のお彼岸では「ぼたもち」をお供えします。
ぼたもちという名前は、春に咲く牡丹の花にちなんでいます。
小豆の粒を牡丹の花びらに見立て、「ぼたんもち」と呼ばれるようになり、次第に「ぼたもち」に変化したそうです。
実は、おはぎとぼたもちは同じもので、秋と春で呼び方が異なるだけなのです。
※地域によっては異なります。
はるか昔より「自身の祖先を敬い偲ぶ」ためにお彼岸の仏事が行われています。
これからもその大事な気持ちを忘れずにいたいですね。
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