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そうめんとは
乾麺と生麺で違いがあるのですが、乾麺は小麦粉に食塩、水を混ぜてよく練り、綿実油などの食用油、もしくは小麦粉やでん粉を塗ってから、ヨリをかけながら引き延ばして乾燥、熟成させる製法で作られています。
その中でも、『手延べ干しめんの日本農林規格』を満たしたものが、手延素麺(てのべそうめん)に分類されます。
機械で作られているものは『機械素麺』に分類されています。
生麺・茹で麺は『生めん類の表示に関する公正競争規約』の規約で『「うどん」とはひらめん、ひやむぎ、そうめんその他名称のいかんを問わず小麦粉に水を加え練り上げた後製麺したもの、または製麺した後加工したもの』を言います。
そのため、そうめんは「うどん」に分類されているそうです!驚きですよね。
「じゃあ商品名は誤表記じゃないの?」と思う方もいらっしゃると思いますが、商品名に関しては、一般消費者に誤認されない名称に替えることができるルールもあります。
つまり、うどんの仲間でも、そうめんやひやむぎと呼んでも問題ないということですね。
そうめんとひやむぎの違い
そうめんとひやむぎは同じものですが、麺の太さによって呼び方が違います!
直径1.3mm未満はそうめん、直径1.3mm以上1.7mm未満はひやむぎ(冷麦)、1.7mm以上はうどんと分類されています。
出典:消費者庁ウェブサイト
手延麺の場合は、そうめんもひやむぎも同じ基準。直径1.7mm未満で丸棒状に成形したものは「手延べ素麺」もしくは「手延べひやむぎ」に分類されます。
これよりも太い、直径が1.7mm以上で丸棒状に成形したものは「手延べうどん」になります。
手延べは人の手で製造するため手間が掛かる分、できた麺は滑らかな口当たりで歯切れの良いコシの強さがあり、ゆで伸びもしにくいとのこと。
以前、そうめんを伸ばす工程をテレビで見ましたが、細く長いそうめんになっていく過程はまさに職人技。
繊細な技術の結晶で美味しいものが食べられるなんて幸せですよね。
お店やお中元の頂き物で手延べ麺を見かけた際はぜひご賞味あれ!
ちなみに、うどんは長崎五島うどんが私のお気に入りです。
めんつゆアレンジ!
そうめんに欠かせないめんつゆ。
市販のめんつゆをかけたり、つけたりして食べる方が大半だと思います。
我が家も昔は市販のめんつゆオンリーだったのですが、いつの頃からかひと手間くわえためんつゆを作るようになりました。
レシピは簡単!
- あごだし
- 水
- 松の実
- クコの実
- 梅干し
これらを入れてひと煮立ちさせるだけ!
あごだしは甘みがあって濃厚。希釈しても薄くなりすぎず辛すぎない濃さがとても使いやすいです。
梅干しには塩分と酸味があるので夏場には最適!
梅を煮出すと身がやわらかく酸味が緩和されているので、ほど良い甘味があります。梅が苦手な方にもオススメです。
ちなみに梅干しは青魚と一緒に煮ると臭みを抑えてくれるので、煮魚をする際は必ず入っています。
松の実とクコの実は美容・冷え症改善・血行促進・滋養強壮・疲労回復などに効果があります。
希釈しただけのめんつゆで食べるより美味しく、温つゆでしたら冷え症の人にもオススメです!
うどんを食べる時にも使えるので今年はちょっとひと手間くわえた、めんつゆ作りに挑戦してみませんか?
ほかにも博多久松生姜昆布を使った「生姜昆布のサラダそうめん」のアレンジレシピもありますので、よろしければぜひお試しください!
生姜昆布を使った他のレシピはこちら↓
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