唐辛子とは
唐辛子(とうがらし)は、ナス科トウガラシ属の果実あるいは、それから作られる辛味のある香辛料です。
よくイメージされるものは赤くて細長い「鷹の爪」ですが、他にもトウガラシ属に属するハバネロやハラペーニョなど様々です。
辛味の強さや有無も様々で、ピーマンなども同じく属しています。
唐辛子には「赤唐辛子」と「青唐辛子」がありますが、この大きな違いは熟しているかどうか。
熟したものが赤唐辛子、未熟なものが青唐辛子です。
成熟が進むほど辛いと言われているため、つまりは赤唐辛子の方が辛いのです。
更には加熱による違いもあります。
赤唐辛子は加熱後の方が辛くなるのに対し、青唐辛子は加熱後の方が辛くなくなるのです。
食べる機会がありましたらぜひ思い出してみてください。
唐辛子の成分
唐辛子の辛さの主成分は「カプサイシン」といい、食欲を増進させる働きを持っています。
カプサイシンは摂取しすぎると、逆に粘膜を傷つけてしまいますので摂取量は適度に。
ちなみにピーマンもトウガラシと同じ属性ですが、カプサイシンはほとんど含まれていません。
カプサイシンは油やアルコール等に溶けやすいため、唐辛子を漬け込むと辛み成分が溶け出します。
ペペロンチーノなどに使う唐辛子オイルを作ってみるのもおすすめです。
逆に唐辛子の辛さが気になる時は、牛乳やヨーグルト飲料(ラッシー等)がおすすめです。
乳製品の成分が舌に接触するカプサイシンを吸着してくれるため辛さが抑えられます。
厚生労働省:カプサイシンに関する情報
いかがでしたか?
食欲の湧かないときは唐辛子を入れてみるといいかもしれません。
人によって感じる刺激の強さも異なりますので、自分に合った量でお楽しみください。
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