Skip to main content

雑学・豆知識

食中毒を予防する3つの大事なこと!

2017.05.19
食中毒を予防する3つの大事なこと!

こんにちは、久松のヒサノです。だんだん暑くなってきましたね。
今年、福岡の梅雨入りは5月末くらいだそうで、寝苦しい夜が続くのか、と思うとため息がこぼれちゃいます。
湿度と言えば、気をつけたいのは食品への影響。
この時期になると、食中毒・食あたりの話題をよく耳にしますし、医学や雑学の番組でも取り上げていますよね。
久松は食品を取り扱う会社ですので、衛生面には特に気を使っています。
今回は、家庭でも出来る食中毒予防についてお話したいと思います。

食中毒とは

食中毒には様々な分類があり、特に多いのが感染型食中毒
感染型食中毒は病原体の感染によって引き起こされるタイプでノロウイルス、カンピロバクター、サルモネラ菌による発症が最も多く、これらが全患者数の8割を占めたという報告があります。

食中毒の予防方法

食中毒を予防する3つの大事なこと!

  • つけない
  • 増やさない
  • 殺菌消毒

食中毒の原因である細菌は、増殖しても味や臭いがすぐにわかりません。
知らないうちに口にしてしまうことが、ほとんど。
食中毒予防は、常に気を配る必要があります。

つけない!

細菌だらけのまな板

食中毒の原因菌は主に魚や肉など生ものに付着していることが多く必ず加熱し、長い時間放置したものを食べない配慮が重要です!
また、食品だけでなく包丁やまな板などの調理器具にも原因菌は付着するので調理器具を殺菌する他に、魚介・肉用、野菜用に調理器具を使い分けるのが理想的です。
まな板を両面で使い分ける、シート状の薄いまな板、使い捨てまな板、使い分けしやすいようにインデックスがついたまな板などもあるようです。
他にも、魚介・肉を切った包丁は1度洗うなど、気をつけることで発症率に差が出てきます。

1番大事なのは使用前・後の殺菌!まな板についた傷に一番菌が入り込みやすく、カビなども繁殖していきますので毎日殺菌消毒しておくのがオススメです!

増やさない!

細菌

菌は目に見えていなくても常にいます。
菌が一番活発に増える温度は35℃。しかしその温度まで増殖しないわけではなく時間と共に何十倍になることも!
10℃以下になると菌の動きが鈍るようになり、-15℃になると菌の動きが停止するので、冷蔵・冷凍保存が良いと言われています。
しかし気をつけたいのは、菌の動きが止まるだけで死滅することがないこと。
冷凍したから大丈夫!と言うわけではなく、活動が出来ずに休眠しているだけの状態です。
他にも、冷蔵庫に入れておけば日持ちするといって、たくさん入っていませんか?
食材が大量に入っていると冷却効果が薄くなり、あまり意味はありません。
冷蔵庫の中を食材でいっぱいにせず、余裕を持たせる配慮が必要ですので気をつけましょう!

また塩、酢を使うことで菌の増殖を抑えることが出来ます。
お酒などのアルコール飲料は菌の増殖を抑えることはできないので注意です!

殺菌消毒!

手洗い

熱で殺菌

家庭でも効果的に殺菌できるのは熱による加熱・煮沸消毒。
75℃以上で1分間以上加熱することで、ほとんどの菌を殺すことができます。
ただ、この時間はあくまで目安なので、必ずしも安全ということはありません。
温度が高い分、火傷しないよう充分に気をつけてくださいね。
しかし、熱も万能ではありません。
細菌がすでに作り出した毒素は、加熱しても分解することはできないので、殺菌するよりもいかに原因菌を付けないようにすることが重要になります!

アルコール殺菌

アルコール殺菌には消毒用の70%エタノール。
焼酎などのアルコール飲料では殺菌することはできないので、きちんとした消毒用のエタノールを使ってくださいね。

次亜塩素酸ナトリウム

次亜塩素酸ナトリウムはノロウイルスに効果的で家庭でも簡単に作れる!と言われています。
台所用漂白剤などに入っているのでそれを希釈して使用するそうです。
床や掃除用にはとてもいいのですが、刺激が強く人体への影響もあるので、充分に気をつけてください。

お子様のおもちゃなどにも希釈濃度次第では使っても大丈夫とありますが、安全面では心配になりますよね。
そんな方にオススメしたいのは、次亜塩素酸水(じあえんそさんすい)です!

次亜塩素酸水

次亜塩素酸水

次亜塩素酸水(じあえんそさんすい)とは、水と塩酸または塩化ナトリウム水溶液(食塩水)などを電気分解や希釈混合することで作られるものです。
厚生労働省が「安全で殺菌効果の高い水溶液」と認めており、食品添加物として指定されています。
食品製造の大手企業でも使われていて、細菌・ウイルスへの効果が高く、人体への害もないため安全性も高く安心して使えるものです。
久松でも電気分解で生成する微酸性電解水(びさんせいでんかいすい)という次亜塩素酸水を殺菌消毒に使用しています。
次亜塩素酸水は、使用期限が短く、光に当たるとすぐに劣化してしまう性質があります。
また食品添加物に認定されているものは、電気分解されたもののみです。

購入の際は

  • 成分は「次亜塩素酸水(微酸性次亜塩素酸水・弱酸性次亜塩素酸水)」と表記されているもの
    それ以外の成分が書かれている場合は避けた方がいいそうです。
  • 原材料・原料は「水」と「食塩」のみ
    生成に必要な原料は「塩(食塩・塩化ナトリウム)」と「水(純水)」になりますのでそれ以外の場合は混合製造です。
  • 「濃度(ppm)」がきちんと表示されていること
    利用目的によって水で薄めて使用します。濃度がわからなければ正しい濃さに出来ないので選ばない方が無難です。
  • 製造・保存期間が明示され、半年から1年程度の表示があるもの
    次亜塩素酸水は他の殺菌消毒剤と比べて劣化が早いので製造日、保存期間が書かれているもの。
  • 容器は中が見えないもの
    次亜塩素酸水は光で劣化するため、中身がわからない容器を使用した方がいいそうです。金属製は化学反応を起すことがあるのでプラスチックのものがよさそうです。

以上の点に気をつけて購入してくださいね!

次亜塩素酸水(じあえんそさんすい)は管理が手間だと思いますが、安全に使用できるので、ちいさなお子様のいるご家庭では大活躍するのではないでしょうか。
食中毒、食あたり以外にも体調に気をつけて梅雨を乗り越えていきましょう!

●気になる方はこちらも!
『油断大敵!今すぐできる食中毒予防』

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

こんな記事も読まれています

  • 1000年前から続く、ひな祭の由来 ひな祭の起源 ひな祭りはいつ頃から始まったのか、はっきりとしません。 一説では、平安時代中期(約1000年前)三月の初めの巳の日に、上巳(じょうし、じょうみ)の節句といって、陰陽師(おんみょうじ)を呼んで天地の神に祈り、季節の食物を供え(そなえ)、草や藁(わら)、紙で作った人形(ひとがた)で体をなで、穢れを人形に肩代わりしてもらい海や川に流して、無病息災を願う、お祓い行事 […]
  • 祝い箸ご利益、損してませんか?祝い箸の正しい使い方 祝い箸とは 祝い箸:いわいはし/いわいばし 祝い箸の長さは八寸(約24センチ)で、両端が細くなるように削った丸箸を言い、柳の木で作られています。 祝い箸は縁起が良いといわれる由来は「末広がりの八寸」と言う部分にあります。 末広がりとは、本来は扇(おうぎ)の異称で「八」と言う字が扇の形に似て、下に向け次第に広がっていく事から「末広がり」と呼ばれるようになったと言われてい […]
  • 夏の太陽1年で一番昼の時間が長い日をご存知ですか? 答えは『夏至(げし)』です。 夏至は1年の内、もっとも昼の時間が長い日といわれ、2017年の夏至は日本の暦で6月21日。 毎年21日か22日が夏至日(げしび)といわれますが、20日~23日の間で前後する事もあります。 また北極圏では真夜中でも薄明るい白夜(はくや/びゃくや)、反対側の南極圏では太陽が沈み、日中でも薄暗い極夜(きょくや)という状態になります。 夏至とは反 […]
  • 青梅を漬けるなら凍らせよ!梅シロップを作ってみた。 梅を漬ける際は、生梅と冷凍梅があるのですが、今回は生梅と冷凍梅両方ためしてみました。 まずは梅の下ごしらえ。梅のアク抜きや水洗いをして、ヘタ取りをするのですが、冷凍梅だとアク抜きがいらないそうです。 今回、自宅で作った際は、生梅用にしていたので、アク抜きしてから作っています。 ビンの消毒まで準備が整ったら、あとは氷砂糖と梅を交互に入れて、最後に殺菌目的のお酢またはホワイ […]
  • 博多2,000年以上前からおせち料理はあった!?知ると納得おせち料理の意味 おせち料理の由来、起源は弥生時代 おせち料理の起源は2000年以上前の弥生時代、自然の恵みや収穫に感謝して神様に供物をおそなえしたものを節供(せっく)と言い、供えたものを料理して大漁や豊作を願い自然の恵みに感謝して食べた料理を節供料理と言うことから始まります。 中国から節句の行事が伝わると宮中では元旦や五節句の宮廷行事である節日(せちにち)の際に節会(せちえ)と言われる宴 […]
  • そうめんそうめんで美味しく夏を乗り切ろう!ひと手間くわえためんつゆアレンジ そうめんとは 乾麺と生麺で違いがあるのですが、乾麺は小麦粉に食塩、水を混ぜてよく練り、綿実油などの食用油、もしくは小麦粉やでん粉を塗ってから、ヨリをかけながら引き延ばして乾燥、熟成させる製法で作られています。 その中でも、『手延べ干しめんの日本農林規格』を満たしたものが、手延素麺(てのべそうめん)に分類されます。 機械で作られているものは『機械素麺』に分類されています。 […]

博多久松おすすめ商品

  • おせち特集
おせち特集

博多久松おすすめ商品

おせち特集

博多久松おすすめ商品