節分の日にちと由来
2018年の節分は2月3日 土曜日です。
節分は固定の日付と言うものがないので、必ずしも2月3日ではないことをご存知でしたか?
節分には季節を分けるという意味があり、季節の変わり目の前日に行われる行事です。
季節の変わり目は1年の内、「立春(りっしゅん)・立夏(りっか)・立秋(りっしゅう)・立冬(りっとう)」の4つがあります。
これは二十四節気(にじゅうしせっき)と呼ばれる暦の1つで、季節の変わり目の指標となる昔から使われてきたものです。
ただ、二十四節気は天体に影響されるため、人の作った暦とは少しずつズレが生じます。
そのため立春など季節の変わり目や前日である節分も前後する日が出てくるそうです。
これが節分が必ずしも2月3日ではない理由です。
節分は季節が変わる節目が4回あるので、その前日に行われる節分は年に4回あります。
その中でも2月にある立春と言う日は「この日からだんだん寒さが緩和し春になってきますよ」と言う意味があります。
昔は冬から春になることを1年の始まりと考えていたので、とても大事な日でした。
現代でいえば、立春は元日、その前日に行う節分は大晦日。
古くから、新しい季節を無事に迎えられるよう、新しい年は健康でいられるようにという願いをこめ、厄払いとして豆まきという行事が行われていたそうです。
豆まきのやりかたと掛け声
豆まきは節分の夜に行います。
そして「鬼は外、福は内」という掛け声をかけながら行いますよね。
しかし鬼と呼ばれていても、悪くない鬼もいます。
神様として鬼を奉っている神社や寺社などでは「福は内、鬼も内」という掛け声の所もあります。
また「鬼」という字がつく姓が多い地域でも「鬼も内」で行うそうですよ。
なぜ節分に豆まき?
節分に豆が使われる理由は、豆には「穀物には生命力と魔除けの呪力が備わっている」と言う信仰や語呂合わせで「魔目(マメ)」を鬼の目に投げつけて鬼を滅する「魔滅」に通じているといわれ、鬼は厄や邪気とされているので、鬼に豆をぶつけることで邪気を追い払い一年の無病息災を願う意味合いがあります。
節分に使う豆は火で炒ったものが使われます。
豆まきの豆は旧年の厄を負って払い捨てられるものであったため、豆から芽が出ないようにするためや、鬼は火に弱いと言う五行の教えから来ているそうです。
今では節分に近くなるとスーパーなどで福豆と言う名前でパックになったものに鬼やお多福のお面がおまけとして付いてるものが定番化してますね。
ほかの地域では落花生をまくところがあります。
我が家でもいつの間にか豆まきには殻付きの落花生を使っていました。
落花生は床にまいてもある程度の大きさがあるので拾いやすく片付けもしやすいですし、殻が付いているので豆も汚れなくていいですよ。
豆をまいたら年齢の数だけ食べる
豆をまいたら、年齢の数だけ豆を食べるといわれていますが、歳の数というのは実は数え年分食べないといけないそうです。
ほかの理由としては1つ多く食べることで、体が丈夫になり風邪を引かないといった健康祈願の意味もあったといわれています。
数え年は生まれた日を1歳として、元旦に1歳加えて考えるのが数え年なのですが、ややこしいですよね。
簡単な数え年の覚え方は、満年齢に足す方法があります。
- その年度の誕生日を迎えていない場合は、満年齢+2
- その年度の誕生日が過ぎていた場合は、満年齢+1
あまり使う機会がない数え年ですが、こういうことをさっと答えられる人って素敵ですよね。
節分には恵方巻き!
豆まきのほかに節分にやることといえば、「恵方巻きを食べること」ですよね。
恵方まきの起源は定かではありませんが、戦後の大阪が発祥といわれていますが、その時代にはなかなか定着しなかったそうです。
一般に浸透するきっかけとなったのは、とあるコンビニの店長だそうですよ。
こういう事例を見ると、土用の日はうなぎの日という宣伝を思い出しますね。
恵方巻きといえば「太巻き」ですよね。
太巻きの具材は7種類とされ、それぞれ七福神にちなんだものと言われていたり、逃げた鬼が忘れた金棒に見立て鬼退治として食べたりしていたそうです。
太巻きの具材は、7種類でない場合や海鮮太巻きの場合もあるため必ず決まっているものではなようです。
2018年の恵方は南南東!
2018年の恵方は南南東です!
方位磁石がないからわからない!と言う方は、スマートフォンのアプリに方位磁石があるのでぜひ利用してみてください。
恵方巻は、恵方を向いて、願い事をしながら黙々と食べきると願い事が叶うといわれているのは有名な話ですよね。
調べてみると、笑いながら食べると言うところもあるようですね。
ちなみに恵方巻きは切らずにそのまま丸かじりで食べます。
起源は諸説ありますが、縁起物なので刃物で切るのは良くないということのようです。
どんな方法でもゲン担ぎですから無理せず実行してくださいね。
いかがでしたでしょうか。
身近になってきた行事にも様々ないわれや思いがあるんですね。
みなさまの無病息災を願い楽しい日になることを願っております。
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