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雑学・豆知識

端午の節句は女性の行事だった!こどもの日に変わったのはいつ?

2018.03.26

こんにちは、久松のヒサノです。
2018年のゴールデンウィークは木曜から土曜日に当たるそうです。
ゴールデンウィークの最後の日といえば、5月5日こどもの日!
皆さま端午の節句やこどもの日の由来はご存知でしょうか?
一般的に、端午の節句は桃の節句同様に男の子の健康や出世を祈願する行事です。
でも調べてみると、最初は女性の行事だったそうです。
今回は端午の節句、こどもの日についてお話したいと思います。

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こどもの日の別名

こどもの日のほかに、端午の節句(たんごのせっく)という呼び方を耳にした事はありますか?
端午の“端”と言う字は月の端(はし)、始まりと言う意味があり、月ごとに十二支を当てはめ、5月が午になることから、月初めの午の日を端午(たんご)と呼びます。
他に

  • 5月5日が重なる日なので『重五(ちょうご)の節句』
  • 邪気払いに菖蒲を飾ったりすることから『菖蒲(しょうぶ)の節句』
  • 菖蒲が尚武に転じ『尚武(しょうぶ)の節句』

とも呼ばれています。

端午の節句の由来

行事は古くからあるため、由来には諸説あるのですが、中国由来の節句は季節の変わり目である奇数日に厄払いの行事が行われていました。
昔の中国では、旧暦5月の時期は病気が流行し亡くなる人が多かったそうです。
そのため、5月は悪月、その中でも5日は5が重なることから悪い日として、厄除けに菖蒲(しょうぶ)やよもぎを門に挿し、菖蒲を浸した酒を飲んで厄除けや健康祈願をしていました。
旧暦5月は今で言うと5月下旬から7月頃でちょうど雨期に入る時期。
昔は煮沸消毒をせず生水などを飲んでいたため、伝染病や原因不明の病が蔓延することが多かったようです。
現代でも、夏が近くなると食中毒などが発生しやすくなりますので十分な加熱や消毒、手洗いやうがいを心がけていきたいですね。

端午の節句の歴史

日本の端午の節句は、奈良時代から伝わる風習だそうです。
もともと日本の端午の節句は女性の行事だったそうです。
田植えの時期である5月最初の午の日に、稲(いね)の神様に豊穣を祈願する早乙女(さおとめ)と呼ばれる若い娘達が、小屋や神社にこもり、田植えの前に穢れを祓う「五月忌み(さつきいみ)」と呼ばれる風習だったそうです。
日本でも古くから邪気祓いの力があるとされていた菖蒲(しょうぶ)と薬草のヨモギを軒(のき)にさしたり、つるしたりすることで厄災を祓い穢れを浄化できると考えられていました。

同じ時期に節句を執り行うことから、中国の節句と日本の風習が結びつき、鎌倉時代になると宮廷で長らく行われていた昔ながらの端午の節句は廃れ始めましたが、菖蒲が武道を重んじるという意味の「尚武(しょうぶ)」と同じ読み方であることから、武士の間で縁起がよいと盛んに行われていきました。

江戸時代には幕府が端午の節句を公的な行事として定め、武士以外の庶民にも広く普及し始めたようです。
それから端午の節句は、武士の間で盛んに執り行われてきた事から、男の子の誕生や成長を祝う行事として認識されていったと言われています。
また、こどもの日といわれるようになったのは、大正時代に「児童愛護デー」として活動していた団体がこどもの日を祝日とする請願(せいがん)が寄せられた際、5月5日を希望するものが多かったからだそうです。
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことが趣旨だそうで、こどもの日に健康を願うこと以外に親にも感謝する意味があったことを知らなかったので勉強になりました。

節句のお飾り

こどもの日のお飾りは、鎧兜のみや男の子に鎧兜を着せた五月人形とこいのぼりですね。
こちらもひな祭の雛飾りのように、どちらかの家から贈られるものでしたが、現代ではあまり関係ないようです。
飾る時期なども、大安がよいと言われていますが気にしなくても大丈夫だそうです。
人形付き鎧兜の場合は雛人形同様、湿気などに気をつけないといけません。

五月人形


五月人形と言えば、鎧や兜ですね。
これは武家社会から生まれた風習で、身の安全を願って神社にお参りする際、鎧や兜を奉納するしきたりが由来と言われています。
武将にとって鎧や兜は自分の身を護る大切な道具であり、精神的なシンボルとしても意味があるものでした。
その後、江戸時代の庶民にも身の安全を願う風習が広まり、本物の鎧兜は持っていなかったため身近にある紙などで鎧兜や武者人形を作り飾るようになったそうです。

現在は「身体を護る」と言うことが重視され、事故や病気から大切な子どもを守ってくれるよう願いを込めて飾ります。
他に、立派な鎧兜は大将が身に着けるものですから、勇ましく立派に育って欲しいと言う願いや出世を願う意味もあるようです。

こいのぼり

こいのぼりには「立身出世(りっしんしゅっせ)」の意味があります。
昔の中国では「一匹の鯉が流れに逆らいながら滝を登りきると龍に変身し天に昇っていった」という故事があるそうで、龍は皇帝の象徴であることから、とても縁起がいいものと言われていました。
ここから、人生と言う流れの中で遭遇する難関を突破し「社会的によい地位につき、世間に有名になること」と言う願いが込められています。

日本では、将軍に男の子が生まれると「家紋のついた旗」や「幟(のぼり)」を立てて祝う風習がありました。
風習は武家から庶民へ広がり「立身出世」のシンボルだった「鯉」を「幟(のぼり)」にする発想が生まれ、武家は「幟」、町人の間で「こいのぼり」が掲げられるようになりました。
今では「幟(のぼり)」と「こいのぼり」を両方掲げられる事も多くあります。

菖蒲とショウブの違い


菖蒲の花はちょうど5月の初旬、端午の節句の時期に咲きます。
端午の日は春から夏への季節の変わり目と言われ、体調を崩しやすいそうです。
香りが強く、中国では昔から邪気を祓う薬草として使われていた菖蒲(しょうぶ)。
花菖蒲(はなしょうぶ)とも呼ばれますが、皆さんは、ショウブやアヤメと耳にすると花の方を浮かべますよね。私もそうでした。
しかし実際は、薬草や菖蒲湯に用いられているショウブは別物!
花が咲くのはアヤメ科、薬効があるものはサトイモ科。サトイモ科のショウブはアヤメのような花は咲かないそうです。
どうやら昔、サトイモ科のショウブを「アヤメ」と呼び、花の方を「花アヤメ」と呼んでいた事から混同されてしまったようです。

ショウブは湯に浮かべ菖蒲湯にしたり、菖蒲酒にして飲んだり、無病息災を願って束ねた菖蒲を軒先につるしていたこともあります。
また、「尚武」「勝負」に通じることから江戸時代から武家の間で、男児の出生や出世を願うことにも結びつき、「菖蒲(尚武/しょうぶ)の節句」とも呼ばれるようになり菖蒲は端午の節句に欠かせないものとなりました。

端午の節句料理

こどもの日に食べるものと言えば、柏餅(かしわもち)と、ちまきですよね。
この2つは地域によって変わるそうで、関東は柏餅、関西ではちまきが主流だそうです。
関東で柏餅が主流なのは、ちまきに使われる茅(ちがや)の葉が関東ではあまり手に入らなかったため、縁起の良い柏の葉が使われるようになったそうです。

柏餅


柏の葉は冬になっても落葉せず、新芽が吹くと落葉することから跡継ぎが出来るまで新葉が落ちない、子孫繁栄の意味でめでたい木の葉とされています。
餅も神事に欠かせないもの「餅を柏の葉で包んで供える」事になったそうです。
ほかにヨモギを混ぜた柏餅もありますね。ヨモギは厄除けの他に解熱や解毒、月経不順を改善、増血効果があるので健康にも良いと言われています。

粽(ちまき)

古来中国で、細長い形が毒蛇に似ていることから邪気を祓うとされていました。
粽には餡子を餅で包んだものの他に餅米を蒸し醤油などで味をつけた中華ちまきもあります。
昔は茅の葉で巻いた茅まき(ちがやまき)と呼ばれ、省略されたことから『ちまき』となったそうです。
今は笹の葉で巻いた、ちまきもありますね。

他に、たけのこやブリやマグロなど出世魚でかぶと焼き、赤飯やお寿司など用意してお祝いをするそうです。
出世魚であるブリやマグロは出世を願い、かぶと焼きにするのは武将の兜を模していることから定番のお祝い料理になっていますが、用意することが難しい食材ですので必ず必要ではないと思います。

 

いかがでしたでしょうか?
こどもの日がもともと豊作を願い女性が行う行事だと知らなかったので驚きました。
そしてどの行事でも無病息災を願われるのは変わりませんね。

 

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